カットソーの生地というのは、通常であれば筒状に編まれた生地を、端で切り広げて使って服にしていきます。服の横に縫い目があるのはそのためです。しかし、それをせずに使う方が生地にはストレスがかかりにくいので、この「TUTU Tシャツ」は、筒状のままで服に仕上げることで生地にストレスをかけずに作っています。筒状のまま作るので、服の横に縫い目がないことに気づいていただけるかと思います。
また、吊り編み機と呼ばれる昔ながらの機械で編んだ生地は、ふんわり感を保ちながらも、形が崩れにくいのが特徴。ふんわりとした風合いは取り扱いが繊細なように感じるかもしれませんが、遠慮せずたくさん着てみて欲しいです。シミがついてしまったり、日光で色褪せてしたり、その人なりの味が楽しめるのも、長く着れる品質だからこそ。
生地に使われている糸は、糸を製造する工程で生まれる「落ち綿」を再利用しています。落ち綿には、短い繊維が多く含まれており、糸にしたとき自然と凹凸のある自然なムラができ、それが空気を含み見た目にも肌触りにもふわっとした感触を生み出しています。さらに、製品になってから一度水洗いがしてあるので、初めて着るときからふんわりです。
